フィンランド大使館初のオープン・デー(日本との外交関係樹立100周年)へ参加しました!北欧にある教育先進都市オウルを知っていますか?

もともと大好きな国の一つで、教育=北欧諸国というイメージが強いフィンランド。

事前登録していればどなたでも入場OKという、フィンランド大使館初のオープン・デー(Feel Finland)2019年4月14日(日)の開催を知り、日本語を話せるフィンランド人の友達ができないかな?とか、再審で直接の情報を聴けないかな?とか、色んなワクワクを胸に参加してきました。

※後からわかったんことですが、実はこのイベントが大人気で、登録後すぐに募集締め切りになった様子で参加できたことは、とてもラッキーでした。改めて、日本でのフィンランド人気の高さを思い知らされました!

日本との外交関係樹立100周年・フィンランド大使館初のオープン・デーとは?

フィンランド大使館の敷地を初めて一般開放して開催されたFeel Finland!フィンランドの音楽やダンスを楽しんだり、手芸のワークショップなどに参加しながら、多様な文化が体験できる家族向けのイベントです。

Feel Finland イベントステージの様子!

フィンランド大使館の敷地内では、フィンランドにゆかりのある食べ物やドリンク、デザイングッズも販売されるなど盛りだくさんで、熱した石に水をかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」というサウナも体験できました。体験してないですけども!

 

Feel Finlandの開催時間は10:30から17:00まで。同じ内容のプログラムが11:00と14:00にスタートします。すべてのイベントの見学は無料でした。

Feel Finlandのプログラム

 

フィンランドの教育最先端都市は、やっぱりヘルシンキ?

写真を撮り忘れたのですが「フィンランド人と話をしよう!」という立て看板があって、そこに立っていたフィンランド大使館副館長のユハ・ニエミさんとお友達に!

「教育で有名なフィンランドですが、最も進んでいる地域はどこですか?」と聴いたら、ちょっと待ってと言って、詳しい方にわざわざ聴きに行ってくれるとにもかくにも親切対応!

以前、フィンランドに旅行したときも、丁寧に目を見て話してくれる姿勢や必ずと言っていいほどに歩行者優先で止まってくれるドライバーさんなど本当にみんなとても親切です。

あくまで教育は専門ではないとのことですが『ヘルシンキが進んでいるけど、オウルもかなり進んでいるみたいだよ』という情報から、日本でも携帯端末で有名(今は5Gのネットワークで有名)なノキアが、オウル大学・オウル応用科学大学の2つのかなり投資をして人材の育成に貢献して、結果として先進的で優秀な人材の確保につながっているなど、本当に詳しく丁寧に教えてくださいました。

 

スカンジナビア北部の首都といわれる教育先進都市・オウル

日本で言う関東圏のように、ヘルシンキの周りフィンランド国内の大きな都市が集中していますが、スカンジナビア北部の首都と呼ばれるほど発展しているのがオウルです。

人口も、2011年の14万人からどんどん増えていて、2019年現在の人口は20万人に迫る勢い(もしかしたらもう超えているかもしれません)です。2012年から急激に人口が増えているんみたいですが、Wikipediaに下記のような記載がありましたので、事実確認は自分でする姿勢をもって、今度機会があればフィンランド人の新しい友人に聴いてみたいと思います!

ノキアが経営不振に陥った2012年以降に職を失った技術者らが起業家となり、ノキアの企業城下町から「北欧のシリコンバレー」へ変わった

 

ここからは、当日のイベントで配布されていたオウルの冊子のご紹介です。知りたいポイントがシンプルまとまっているため、以下原文そのまま掲載しています。

OULU FINLANDの冊子

フィンランド オウルの冊子 表紙と裏表紙
フィンランド オウルの冊子

ヨーロッパでもっとも幸せな人々が生活するオウルの魅力
-ICT・イノベーション・教育・自然ー

 

OULU ~オウル~
OULU -オウル-

OULU -オウル-

若さと活気あふれるスカンジナビア北部の首都

オウルはヨーロッパ北極圏の中でも今最も成長している街です。
スウェーデン、ノルウェー、ロシアに挟まれた、画期的なビジネスが多く展開しているヨーロッパ北部において最も急成長中の都市オウルは、ヘルシンキからも飛行機でわずか1時間です。
オウルは、ヨーロッパ北極圏全体の教育、文化、そしてビジネスの中心地であるため、「CAPITAL OF NORTHERN SCANDINAVIA-スカンジナビア北部の首都-」とも呼ばれています。
25,000名の学生が在籍する2つの大学と幅広い専門知識が、オウルの新たなビジネスと投資の発展を導いています。
オウル空港がフィンランド国内で2番目の利用者数を誇っており、教育とビジネスの中心地として活気に溢れてます。

ヨーロッパで最も幸せな人々が住むオウル

欧州委員会が調査している「欧州都市での生活の質2015(QUALTY OF LIFE IN EUROPEAN CITIES 2015)」では、オウルに住む人々は生活の質も良く、幸せに感じている人が多いという結果が発表されました。
幸せに満ちたオウルは、2026年に欧州文化都市になることを目指しています。

 

最先端ICTとイノベーション
-活気に満ちた創造性がオウルの成長の源-

イノベーションの街

オウルにおけるイノベーションの核はICT産業です。1980年第頃からは世界的に有名なハードウェアベースのICT産業タウンとなり、今では5Gやモノのインターネット(IOT)技術の本拠地でもあります。
5Gステーションや革新的な5G技術を使った病院も、オウル市内に建てられています。
クリエイティブ産業でも、オウルのゲーム産業は急成長しています。

 

30億人が活用する最先端のモバイル技術の本拠地

最先端のICT専門知識の集約地として今最も注目を浴びているオウルのICTの実績はヘルステクノロジーやプリンテッドエレクトロニクス、クリーンテクノロジーなどの主要な ICT 産業の研究で最先端を誇っており、1980年代からテクノロジー分野で世界的な地位を確立しています。産官学で協力し活気に満ちた創造性を発揮してきたことが成功の秘訣でオウルがビジネスとしとして発達したのです。

 

「世界の中のBRAIN BELT」としてのオウル

オウルは次世代通信技術「5G」の本拠地であり、活気ある技術部門全体では既に18,500名を雇用し、2030年までに7,000名の新しい専門職の雇用を作り出す予定です。また、ここ数年で500社以上のスタートアップ企業も設立されました。2017年には「ブレインベルト(“BRAIN BELT”)(”地球上で最もスマートな町”)」のトップ13にも選ばれ、ボールは最先端技術を魅力とした世界のハブとして発展を続けています。

 

オウル周辺地域

オウル周辺地域

オウル市を中心としたオウル地方は、地方都市でありながら北欧屈指のハイテク産業都市を売ると一歩離れると、海や湖、森や山、オーロラまで自然の豊かさを享受できる素晴らしい環境の中にあります。ハイテクと自然贅沢にお楽しみいただけます。

シュオテ オウル→シュオテ(車で2時間)
フィンランド屈指の人気リゾート地。
フィンランド最高峰のフェル(ラップランド特有の山頂付近に木のない山)エリアで、冬には美しい樹氷の景色が広がります。
イシュオテとビッグシュオテの2つのスキーリゾートがあり、バラエティに富んだゲレンデでのダウンヒルスキーやクロスカントリースキーをはじめ、スノーシュー、トナカイそり、犬ぞりなど全ての代表的な冬のアクティビティをシュオテでお楽しみ頂けます。オーロラスポットとしても有名で、秋にはオーロラが湖面に映り、ダブルオーロラの絶景も見られます。

カラヨキ オウル→カラヨキ(車で2時間)
砂丘で有名なフィンランド人に人気のリゾート地です。離島に出かけて、クルーズやフィッシング、サイクリングなどのアウトドアをお楽しみ頂けます。古都ブラッシは伝統的なフィンランドの木造建築の街並みが素敵です。日本との交流にも歴史があり、日本との学生交流なども積極的に行っており、教育旅行にはお勧めの街です。

ルカ・クーサモ オウル→ルカ・クーサモ(車で3時間)
フィンランド人に人気のリゾート地。 特にフィンランドでスキーリゾートとして有名なルカビレッジはクーサモ空港から車で25分というアクセスも良く、2016年フィンランド人が訪れる人気観光地ナンバーワンにも選ばれました。歩いて行ける距離に全てのサービスがあり街歩きもお楽しみいただけるコンパクトサイズの環境です。秋は、オーロラ鑑賞と合わせて、オウランカ国立公園のハイキングも魅力です 。

ブダスヤルヴィ オウル→ブダスヤルヴィ(車で1時間)
オウルから車で約1時間の世界最大級のログ建築群です。
学校施設、保育所、介護施設、世界最大級のログハウス工場などがあり、ログの建築業者や建築プランナー、学校関係者、介護関係者、福祉や政策などに関係する方が多く視察に訪れる、フィンランドの建築の中心地です。

ロクア・ユネスコ世界ジオパーク オウル→ロクア・ユネスコ世界ジオパーク(車で1時間)
フィンランドのアウトドアデスティネーションにおける最高の賞「Tthe Finnish Outdoor Destination of the year 2018」を受賞した世界最北端のユネスコ世界ジオパーク「ロクア・ユネスコ世界ジオパーク」は、氷河期に形作られた景色の中で、 ハイキングやカヌーを楽しむのに最適です。特に夏はトナカイの餌にもなる白い苔が広がり、白い苔、松林、太陽とのコンビネーションがとても美しく、白い苔に覆われた森の中でのマッシュルームやベリー摘みは、ロクア・ユネスコ世界ジオパークでのハイライトの一つです。

 

教育先進国フィンランド最先端情報技術都市 オウルのノウハウが詰まった高度な教育
教育先進国フィンランド最先端情報技術都市 オウルのノウハウが詰まった高度な教育

教育先進国フィンランド最先端情報技術都市
オウルのノウハウが詰まった高度な教育

 

教育大国フィンランド

フィンランドはOECDによる教育到達テスト(PISA)で常にトップクラスの成績を収めて証明されているようにフィンランドの質の高い教育制度は世界的に有名です。
また、日本から一番近いヨーロッパと呼ばれるフィンランドは世界経済フォーラムの調査にて「世界で最も安定した国」という結果があり、ヨーロッパ内でも非常に安全で安定した政情を誇ります。豊かな自然で自然災害も少なくスタンダードヨーロッパ英語が広く通じ、男女平等で偏見のない国民性、社会福祉など先進的な社会であるため、言語のみでなく幅広い分野を学ぶには最適です。

 

オウルが教育都市として注目される理由

オウルは学生の街としても人気で、革新的な教授法を編み出す中心地でもあることから、フィンランド北部の中でも教育の最先端都市と言われています。オウル街の発展と成功は、企業と教育が強力な基盤となっています。オウル大学とオウル応用科学大学の二つの大学に約25000名の学生が在籍しており、オウル市民の1/3以上が大学卒業以上の学位を持っています。
レベルに合わせた交流体験をもちろん、 ICT、ハイテク産業、科学などの産業見学も体験できます。近くにはユネスコのジオパークにも指定されているユニークな自然環境を利用した学習や、秋と冬のオーロラ鑑賞などの素晴らしい自然教育も自然教育も魅力です。

 

年間700以上のイベントと国際会議10美しい豊かな自然

想像力豊かで情熱的な オウルのイベント

オウルにはエアギター選手権大会(https://www.airguitarworldchampionships.com/)や凍った川に穴を開け、その川の中に入り、耐えられなくなるまで投資家に向けて企業アイディアのプレゼンをするイベント「ポーラーベアー・ピッチング(https://polarbearpitching.com/)」などの国際的に注目を集めるオリジナルの年間イベントがあります。オリジナリティとユーモアにあふれたイベントが年間700以上もあり、お楽しみいただけます 。

 

エアギター世界選手権

毎年8月下旬に開催されるエアギター選手権は、クレイジーで面白いイベントであることは日本でもよく知られていますが、「武器の代わりにエアギターを」と世界の皆がエアギターを弾いていたら、誰もが銃を握ることができず、すべての戦争は終わり、気候変動は止まり、世界は誰にとっても、もっと良くなるだろうという、とても真面目な平和メッセージが込められています。

 

国際的会議都市・オウル

ボールは豊かな自然環境とフィンランド北部ならではの家族的なホスピタリティが、現代の技術と見事に調和した都市です。バラエティに富んだ革新的な会場が多いオウルでは、リラックスした雰囲気の中で国際的なビジネスとネットワーク構築を積極的に行っています。
国際会議アレンジサービス案内:https://ocb.fi/

 

自然はいつもすぐ隣に、オーロラと白夜

オウルの生活は、便利な公共サービス、生活費の安さ、自然に囲まれた都会の雰囲気の中、とても高いクオリティを保っています。オウルには真夜中でも輝く夏の太陽(MIDNIGHT SUN)から清々しい寒さの冬にかけて四つの美しい景色の季節があり、冬には毛布のような一面の雪にオーロラが色を加えて神秘的な空間を演出します。オウルの海辺と川は、都市と公園にとって穏やかで自然豊かな「水と緑」の環境を作り出し、近郊の田園地帯や森は静寂とリラクゼーションが堪能できます。

 

フィンランド&オウルから学びたい「どのような街をつくり、そのために、どのような学ぶ環境をつくるのか?」という逆算の視点。

印象的だったのは、経済危機に直面した状況ですぐ目の前のできることに取り組みつつも、最先端技術の獲得(IOT/5G/ハイテク産業 etc)、積極的な国際会議の誘致、2026年に欧州文化都市になることを目指す、といった数々の分野に渡るオウルをどのような街にしたいのか?という具体的で中長期的な視点での目的の置き方です。

中長期的なオウルが目指す街の姿を実現するために、産業が生まれる仕組みづくりと高度な教育を手段として位置付け、中長期の目的から逆算してどのような学ぶ環境が必要なのか?を教育制度として設計し、常に作り変えて新しくしているように見えます。

昨今の日本でも2020年の教育改革へ向けて、文科省・教育委員会・教育現場のみなさんが頑張っている話はよく耳にしますが、それぞれの学校は自分たちの地域をどのような街にしたいのか?という視点から逆算した教育になっているのかを、フィンランドやオウルを参考にしながら、考え直す必要があるかもしれません。

フィンランドの教育には、宿題もテストもほとんどないことでも有名ですが、それでも高い教育成果を維持し、人口20万人(参考までに、山梨県は80万人)の小さな街が、世界の企業や人材を引き付けている事実から学べることがたくさんありそうです。

みなさんはフィンランドやオウルを見て、何をお考えになるでしょう?ぜひ一緒に考えましょう!

 

 

最後に、フィンランド・オウルのWebサイトをいくつか。

北欧のノキア城下町激変 5Gの起業基地に」-日経新聞

「ノキア城下町」として栄えたオウル市のが、2012年のノキアショックから、「北欧のシリコンバレー」としてスタートアップ企業を生み育む街へ変わろうとしている流れと現状が整理されている。

ノキアの5G研究開発拠点・フィンランドの教育都市オウル――優秀な人材を育む環境とは――」-Yahoo!ニュース

もともと保守的だったオウルがどうやって変わったのか?5Gの先頭に立つ北欧都市オウル、研究開発を促進するエコシステム、専門技術者を良きプレゼンターにした仕組みなど、日本の問題と解決策にもなる取り組みを紹介。

オウル市が出資した支援機関「ビジネスオウル」。

2012年の「ノキアショック」から、再就職プログラム「ブリッジプログラム」で起業家の育成の後押し、スタートアップ企業に投資する金融機関を紹介や展示会や企業とのマッチングイベントなどを主催し、どん底の経済を立て直すきっかけとなる。

質の高い研究コミュニティと研究環境を持つ「オウル大学

研究と教育を通じて未来へのイノベーション、幸福、そして知識を生み出すフィンランドで最大かつ最も国際的な大学の1つで、8つの学部(生化学および分子医学部、教育学部、人文学部、情報工学部電気工学科、医学部、理学部、工学部、オウルビジネススクール)と、多くの専門研究ユニット(オウル大学教師養成学校、エクステンションスクール、ケルトゥ・サラスティ研究所、カヤーニ大学コンソーシアムetc)から構成されています。

官民で様々な取り組みを進める「オウル応用科学大学(OAMK)

多様な共同ネットワークを持ち、約200人の専門家の専門知識を組み合わせて、さまざまな分野における高い専門知識と革新性で、毎年約100のプロジェクトを実行している。

元気いっぱいのオウル」-Visit Finland

大使のメッセージ、イベントカレンダー、ニュース、親善大使、歴史、ロゴ使用の申請/名義後援など、日本でフィンランドに触れられる情報や機会がたくさん。

日本-フィンランド外交関係樹立100周年サイト

大使のメッセージ、イベントカレンダー、ニュース、親善大使、歴史、ロゴ使用の申請/名義後援など、日本でフィンランドに触れられる情報や機会がたくさん。

フィンランド大使館

パスポートの申請、移住許可をはじめ、フィンランド大使館のオフィシャルサイト。

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