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おうちで子供とやってみた!プロジェクトラーニング(後編)

こんにちは。base campus に参加している、さかた ぽちこ です。

おうちで、5歳の息子とトライしてみた「やりたい!」からスタートする「プロジェクトラーニング」の様子を紹介する記事の後編です。(前編はこちらから!)

 

ダンボールハウスに郵便受けを付けたい!

前編でご紹介したダンボールハウスにポスト(郵便受け)をつくりたいとのこと。

でも、どんな風に、箱に穴をあければいいか分からないそうです。

 

「え、四角くあければいいんじゃない?」というと「うーん、中身がみえないようにしたいんだよー。おうちについてるのもそうでしょう?」と主張。
「なるほどー。じゃあ、おうちの郵便受けが実際どうなっているか、玄関で見てきなよ!」とアドバイスしてみたところ、「ママ―!ふたがついてたよー。パカパカすればいいんだよー!」と嬉しそうに戻ってきました。

観察をもとに、四角い穴をあけずに、1辺だけ残す形にして無地ポストが完成。
観察の大切さを知れるよいシーンでした。

そういえば……長さの単位って知ってる?

そして、このハウス制作後に「そういえば……」と学びにつながった話。

ダンボールハウスの大きさを考えるときに、知っていたら便利だったかも?という観点で、これまで使ったことのなかった定規を紹介して、長さに単位があることを教えてみました。

定規を手にした長男はあれもこれも測りたくなったようで、一生懸命試していました。

そして、【翌日】……

はやくも、定規が活躍する場面が訪れた!

なんと、こんなにすぐ定規が使える場面が来るとは!

正方形の箱がないという悩みを定規をつかって、正方形にしてみました。

しかも四角には、正方形と長方形があるということまで知れて、今度はおうちのなかでの正方形探しゲームが始まりました。
「これもじゃない!?」「こっちにもあったよー!」「正方形ってたくさんあるね」と、これも大盛りあがりでした。

 

振り返りと気づき

【よかったこと!】

・一応やりたい → やる →学び につなげられた!

・本人がとても達成感を感じていた。

・結局ハウス自体は大人が手伝う部分もあったが、内装や小物はどんどん自主的に作って、遊び&学びが広がった。

 

【反省点】

・最初、パパに説明が不足しており、バリバリ手伝おうとしてしまったので、慌てて「基本は子供が自分で考える。自分でやる。大人はサポート。」という役割を話した。

 ・子供が書いた設計図が平面だったので、レゴやLaQで3Dをイメージさせるのもありだったのかもな?と後から気づいた。

 

【悩ましい点】

1)危ないカッター作業は大人で担当してしまったが、たぶんきちんと準備すればできるはず?

2)そもそもプロセスが目的でも、プロジェクトなのか?

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以下、base campusのオオタさん&おとわさんがコメントをくれました。

▼今回のワークについて

前編の5W1Hを決めたところで、プロジェクトデザイン完了。(目的と期限のプロジェクトが生まれた。)

で、プロジェクトデザイン完了とともに、すぐにプロジェクトが始まってプロジェクトマネジメントに入った(課題管理が始まった)という感じですね!

成果物完成の障害になる課題を複数の解決策の中から選んで乗り越えていくというのはまさにプロジェクトです。

(課題の例)
・課題:段ボールが足りない。
→(解決策)家の中を探す
→(解決策)家の外を探す
・課題:段ボールを切る方法がわからない。
→(解決策)パパが対応
・課題:最終形のイメージが決まっていない。
→(解決策)トンネルハウスにしたら?

・プロジェクトって実は身近にあるんだ!
・自宅でもプロジェクトの構造を意識して(課題と解決策)やってみよう!

と思っていただけたら幸いです。
 

▼悩ましい点について

1)子どもに危ない作業を、どこまでやらせるか?

(オオタ)そもそも自分でできないことは人に任せるというのはプロジェクトの基本。でも、ここからは大人に相談が必要みたいな線引きをしてあげる必要はあるのかもしれないですね。

(おとわ)できないときに、助けを求めることも手伝ってもらうことも重要な能力だと思う。
大人は助けを求められるまで、「待つ」。大人はケガをしないように見守りながらも「指示せず質問する」ことかなと思います。「使い方分かる?」→「手伝うこともできるよ?」→「自分でやる?手伝う?」という質問の順番を伝えておく必要がありそうですね。

 

2)そもそもプロセスが目的でも、プロジェクトなのか?

(オオタ)プロセスプロジェクトだと思います!今回の例だと、むしろダンボールハウスは手段で、目的は楽しむこと、ということなのではないでしょうか?

 

(おとわ)目的=成果物という側面もあるので、プロジェクトを2つにわけるという切り口もありそうです。
A.作るプロセスを楽しむプロジェクト成果物:楽しんだことのメモや感想文、動画や音声での記録。

B.段ボールハウス制作プロジェクト成果物:段ボールハウス

 という感じでしょうか。今回は両方のプロジェクトがうまくいったけども、楽しめたけど段ボールハウスができなかったパターンもありそうだし、段ボールハウスできたけど楽しめなかったというパターンもありそうです。

あまり厳密にし過ぎると愉しくなくなるかもですが、楽しむも意識的には目標を置いて、定量目標(早く作るのを楽しむ、少ない材料で作るのを楽しむ)と定性目標(頑丈に作ることを楽しむ、パパと一緒に組み立てることを楽しむ)などがあると、何を楽しめたのか?みたいな質問でお互いの気づきも大きくなるかもしれません!

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最後に

何年生になったから、●●を学ぶといったカリキュラム方式ではなく、興味をもったタイミングで学べるプロジェクト型学習の可能性を感じつつも、うまく引き出す声かけや子供を信じて待つことの難しさを実感しました。

 

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