コラム・レポートおうちで子供とやってみた!プロジェクトラーニング(前編)
こんにちは。base campus に参加している、さかた ぽちこ です。
「幼児期にプロジェクトラーニングしてみたら、どうなるのだろう?」という興味関心から、今年の長かったGW中に5歳の息子と取り組んでみたことを報告します。たくさんの学びや気づきがありました!
子供の「やりたい!」をベースにどう学びにつなげられるのか?
ちょうど連休前に「ダンボールで、おうち作りたいんだよ。」と話してくれた長男(5歳)とともに、プロジェクトラーニングにチャレンジしてみました。
【事前】
まずは、対話しながら、5W1Hでどんなプロジェクトになるのかをすり合わせました。
どこにつくる?
寝室?廊下?ベランダ?公園?いろんな意見がでましたが、雨でもOKな屋内で、生活の邪魔にならない遊び部屋に決定。
いつやる?期限は?
長いお休みがあるから、そのときにやろう!連休中にはカタチにしよう。
役割分担は?
プロジェクトリーダー:長男(5歳)
プロジェクトサポーター:パパ 、次男(2歳)<リーダーを手伝う>
プロジェクトマネージャー:ママ <課題の発見と解決を管理する>
そもそもなんで作りたいの?
「作るの楽しそうだから!」ということで、楽しく作るというプロセスを重視していることが分かりました。
どんな準備をする?
ダンボールや空き箱を集めておこう!
★ちなみに★
この対話は数日かけて行いました。質問攻めにしてしまうと、なんだかワクワク感が減ってしまいそうな感じがしたので、ちょっとペースをゆっくりにして話し合いました。
【当日】「よし、今日作ろう!」となった日。さっそく問題が発生…。
弟が立って入れる大きさと考えていたものの、いざ集めたダンボールを並べてみると…どうにも足りなさそう。(実は私は気づいていたが、本人は「いっぱい集めたぞー」となっていたので、言わずにいました。)プロジェクトにおける課題の発生ですね。
パパの「あそこにあったよ!」の一言で、ピンチを脱出。
自分だけでは探せていない場所にあった!とチームメンバーに助けられるシーンになりました。
よし、ダンボールもたくさんそろって、いざお家づくり!と思ったら……
大きいダンボールを前に、トンネルくぐりや、電車ごっこなどの遊びが始まりました (;^_^
弟も参戦して、大盛り上がり。
おいおい、おうち作るんじゃないのかい!?
「でも、楽しく作るが目的だもんね」と思い出し、しばし見守ることに。
そうです。これって、彼にとっては問題ではなかったんですよね。「プロジェクトの目的って重要だな―」と実感。
そこでパパが「そんなにトンネルが面白いならさ、おうちの入り口をトンネルにしたらいいんじゃない!?」というナイスアイデアを投げかけ、「いいねー!」とおうちづくりがスタートできました。
そして、そんな過程を経て、なんとか形になりました!
まずは、ひとしきり、おうちに出入りを繰り返して、満足。
その後、内装の小物づくりや飾りつけを増やしながら、中でおままごとなどが始まっていきました。
そんな小物づくりの中の「ポストをつけたい」「電話をつくりたい」から、長さの単位に関する学びに発展していったお話と、プロジェクト全体の振り返りは後半の記事で!